FreeLipSync のトップ。うちのイラストマスコットに声がついたのはここから。
うちは席数の多くない、街のボードゲームカフェ。棚には数百タイトル、常連さんと初見さんが半々、といういつもの感じです。2026 年に入ってインバウンドが一気に増えて、渋谷や秋葉原の国際交流系カフェみたいに、英語や中国語で来店する人がぐっと増えました。うれしい。ただ——「席は 3 時間制」「ドリンク別」「難易度別の棚」を毎回、身振り手振りで説明するのがしんどい。
そこで、店のイラストマスコットに"喋って"もらうことにしました。一枚の絵、短いセリフ、それだけで、キャラが多言語でルール説明をしてくれる。やり方と費用、そして気をつけた点をまとめます。
先に結論
イラストやマスコットの口を動かして喋らせたいなら、いちばん手っ取り早かったのは FreeLipSync のカートゥーン リップシンク でした。キャラ画像をアップして、セリフをテキストか音声で入れるだけで口が動きます。無料枠は透かしなし・登録不要なので、今日にでもテスト動画が出せます。まずはここから、うちの子で一本試してみてください。
なぜ「喋るマスコット」がこの商売に効くのか
ボードゲームカフェの肝は二つ。初めての人に安心して入ってもらうことと、席時間や料金のルールを角を立てずに伝えること。喋るマスコット動画は、その両方を一度にやってくれます。キャラが「席は 3 時間だよ、延長は受付でね」と言うと、貼り紙より柔らかく届く。
追い風もあります。2026 年は多言語対応のカフェが増えて、言葉が通じなくても遊べる「言語依存の低いゲーム」も改めて注目されています。神保町には 450 種類くらい置いている店もある。つまり、外国人客に「どの棚から選べばいい?」を最初に案内できるかどうかが勝負。マスコットの多言語イントロは、まさにその入口になります。しかも実在の店員さんの顔を出さずに済むので、シフトが変わっても動画は使い回せる。
無料枠を横並びで
| ツール | 無料枠 | 透かし | 登録 |
|---|---|---|---|
| FreeLipSync | 1 本 20 秒・同時 1 本 | なし | 不要 |
| HeyGen | 月 3 本 | あり | 必要 |
| D-ID | 短いトライアル・クレジット制限 | あり | 必要 |
| Runway | クレジット少なめ | あり/制限 | 必要 |
マスコットのイントロは短くていい。「ようこそ!席は 3 時間、まずはこの棚から」で 15 秒。だから 20 秒の無料枠でほぼ全部まかなえました。最初は無料で始めて、しばらくそのままでした。
結局 FreeLipSync を使い続けた理由
流れはシンプル。画像を上げて、セリフを入れて、生成。
複雑なソフトを覚える気はゼロでした。マスコットの一枚絵を渡して、セリフを打って、きれいな喋る動画が返ってくればいい。カートゥーン リップシンクはまさにそれで、静止画をテキストか音声から口パクさせてくれます。
続いた本当の理由は、無料枠がちゃんと実用的だから。FreeLipSync の無料プランは 1 本最長 20 秒、同時 1 本、そして——いちばん大事な——透かしなし、アカウント登録すら不要。かわいいマスコット動画に大きなツールのロゴが乗ると一気に安っぽくなる。それは店の印象として避けたかった。
課金し始めたタイミング
短い案内は無料で十分。シリーズ化したくなって初めて課金。
「ゲーム紹介シリーズ」を本格的に作りたくなって、Starter(月 $9.90)にしました。月 20 本の Pro 動画、1 本最長 3 分、800 文字、同時 3 本、高画質、透かしなし。毎日投稿する大箱なら Pro(月 $69.90)で無制限・最長 60 分・同時 10 本。単発のキャンペーンだけなら買い切りの $4.99 Creator Pack(Pro 動画 5 本、クレジットは無期限)も。個人経営のうちは Starter で十分でした。年払いなら 17% お得。
競合も正直に
同じマスコットで、英語・中国語・韓国語。来店客がみんな日本語とは限らない。
HeyGen はアバターがきれいで、すでに月 $29 くらい払っているなら悪くない。ただ無料枠の透かし付き 3 本は、テストしているうちに消えます。D-ID や Runway も口を動かせますが、無料は透かしかクレジット制限に寄っていて、小さな店だとすぐ頭打ち。どれもダメではなく、「マスコットに 15 秒喋らせる」には大げさすぎる、というだけ。
おまけ。同じ動画を別言語に載せ替えられるので、「ようこそ」イントロを英・中・韓の 3 本にしました。同じ絵、二言語目、追加 5 分。
どれを使う? + 守ったこと
多言語イントロが刺さるか試すだけなら、FreeLipSync の無料枠で十分——カード不要、透かしなし。紹介シリーズや多言語の店内案内を続けるなら Starter。毎日回す大箱だけ Pro を検討、で足ります。
守った点も。動かしたのは自社で権利を持つイラストだけ。他人のキャラや素材は使いません。料金・予約・席時間・年齢制限といった"確定情報"は公式サイトと店内表示に置き、マスコットの口には入れない(変わったときに動画が全部古くなるので)。AI 生成であることは明記。翻訳版は必ずネイティブに一度読んでもらってから出す。ルール説明を誤訳したら本末転倒なので。
最後に
いちばん意外だったのは、初見の外国人客が入口の動画を見て、ふっと表情がゆるむこと。あれは貼り紙では出ない。試すなら入口はここ——FreeLipSync のカートゥーン リップシンク。いちばん気に入っているマスコット画像に、いい感じのひと言を持たせて、一本上げてみてください。
Sources
- FreeLipSync — https://freelipsync.com
- FreeLipSync カートゥーン リップシンク — https://freelipsync.com/tools/cartoon-lip-sync
- FreeLipSync 料金 — https://freelipsync.com/pricing
- 国際交流ボードゲームカフェ DyCE(渋谷・秋葉原) — https://www.dyce-boardgamecafe.com/en/companyinfo
- 遊びながら英会話が身につくボードゲームカフェ(BROAD) — https://broad.tokyo/column/18855
- いろんな国の人が気軽に遊べるボードゲーム(BROAD) — https://broad.tokyo/news/5690
